感情・・・

探偵をしていると、どうしても邪魔になる時があります。

感情が出る事によって、判断ミスが出るときがあります。

冷静面と感情面を分けて考える癖をつけていますが、過去に、一瞬の判断の時に感情がよぎってしまい判断ミスをして、その事によって調査が難航した事がありました。

人としては正解でも、探偵としては失格の場面があります。

なので、僕は調査中は冷静面のみで行動するように努めています。

今回そういう場面に出くわし、結局は探偵の冷静面で対応したのですが、探偵としては正解でも、人としては失格だなって感じてしまう出来事がありました。

関わった人には、「トランさんは泣いた事があるのですか?」と、泣きながら言われました。

その人には、僕が冷酷で無感情に見えたのでしょうね。

探偵って仕事は人の醜悪を見る事が多いです。

また、苦悩や憎しみ、猜疑心、恨み、嫉妬、後悔、不安を抱えた人が多いです。

通常の精神状態を保てなく、情緒不安定の人も多いです。

その状態から、前進し、希望を掴み、勝たせるのが探偵の仕事だと感じています。

その為には、僕も感情的になってしまっては、冷静な判断が出来る人がいなくなってしまいます。

今回も勝てる状況にする事が出来ましたが、僕が冷酷で無感情の人間って思われたでしょうね。

仕方ないですが・・・

え〜〜愚痴でした。

ではでは・・・


黒田を阻止せよ!!結婚式まで後5日(39)

僕らは念のため、純史さんと幸枝さんの結婚式の時間、周辺を監視しましたが何も起こらず、滞りなく結婚式は行われました。


愛子「何も起こらなかったから、詰まんないわ。」


何故か、愛子さんも監視に参加していました。


愛子「それに、黒田も結局は説得して反省したなんて・・・」

愛子「どうしても納得出来ないわ!!」


僕「・・・・・・・・・・・・。」

僕「最後は何とか説得できたけど、それまでは大変だったんだ。」

僕「愛子さんも危険な目にあったしね。」

僕「今回は、たまたま上手くいっただけだよ。」

僕「これに懲りて、もう僕らには関わらない方がいい。」


愛子「いやよ!!」

愛子「ほんと、トランさんって弱っちいわね!!」


ぼ、僕が・・・弱っちい??


愛子「あんな奴ら、やっつけちゃえばよかったのに!!」


僕「・・・いろんな解決方法があるからね。」


愛子「私がいれば、もっと別の解決方法が出来たわ!!」

愛子「Aさんがついていながら、説得だなんて・・・」

愛子「Aさんはもっとすごい人かと思ったけど、見損ないました!!」


A「え〜〜〜そんな〜〜!!」


愛子「だってAさん、顔にケガしているでしょう??」


A「お、おう〜〜。」


愛子「という事は、本当はバトルをして勝とうとしたけど・・・」

愛子「結局勝てないと判断したから、説得する事に方向転換したんでしょう??」


A「いや・・・それは違う・・・」


愛子「男なら、負けそうでも最後まで戦おうとは思わなかったのですか??」


A「いや・・・それは・・・ほんとは・・・」


僕「A!!」


A「ぐ・・ぐぬぬぬぬ〜!!」



A「つ、次はカッコよく、拳で決着つけるから、こ、今回は許して。」


愛子「三人も男の人が揃って、情けないですね。」

愛子「今回は、反省してくださいね。」


A「ぐ・・ぐぬぬぬぬ〜!!」


A「トラン・・・俺、ちょっと辛いぞ。」


僕「気持ちは分かる・・・」

僕「気持ちは分かるけど、我慢だ。」


A「ぐぬぬぬぬ〜〜!!」


B「トラン!!A!!」


念の為、駐車場に出入りする車の撮影をしていたBが戻って来ました。


B「何も異常なしだ。」

B「怪しい人物は確認出来なかった。」


僕「お疲れ。B。」

僕「よし!!」

僕「これで、黒田の件は終了だ。」


僕「A!!B!!本当に、お疲れ様!!」


愛子「私もいるんですけど!!」


僕「そ、そうだったね。」

僕「愛子さんもお疲れ様。」


愛子「「も」ですか、付け加えた感じですね。」


僕「そ、それは、その・・・。」


愛子「もういいですよ。」

愛子「さてと・・・私はこれからデートがあるので、失礼します。」


A「デ・・デート〜〜!!」


愛子「はい。空手の師範をしている強い人ですよ。」

愛子「Aさんと違って。」


A「そ、そんな〜〜〜!!」


愛子「それじゃ〜みなさん。」

愛子「また、バトルがあれば呼んでくださいね。」


「さ・よ・う・な・ら。」


愛子さんは小走りで、駐車場の方に向かいました。


A「ト、トラン!!」

A「お、俺、バトル頑張ったよな!?」

A「俺、強かったよな!!」

A「空手の師範よりも、俺の方が強いよな!?」


僕「ああ、Aは強い。」

僕「それは僕が保証するよ。」


B「俺もだ。A。」

B「Aは強い。」


A「だ、だよな〜〜!!」

A「でもよ〜〜トラン・・・」

A「俺、やっぱり辛いぞ。」

A「あいつらとのバトルの話をしたかったぞ!!」


僕「A、本当のバトルを言うのをよく我慢したな。」

僕「Aは、肉体面だけでなく、精神面も強くなったな。」


A「え??ほんとうか??」


B「ああ、少し前に比べたら、見違えるほど心身共に強くなったぞ。」


A「そ、そうか??」


僕「そうだよ。強くなったぞ。」


A「お、俺もそうだと思っていたんだよな〜〜!!」

A「俺は、心身共に強いからな〜〜!!」



僕「ああ、Aはどんどんこれからも、強くなるぞ。」


B「これ以上Aが強くなるのは、さすがに怖いな〜〜。」


A「そ、そうか〜〜!!」

A「そんなにか!?」

A「そうだよな〜〜!!」


A「でへへへ〜〜!!」



僕「フォロー完了だな。」

B「相変わらず、単純な奴だ。」


A「え??」


A「何か言ったか??」


僕「み、見た目もカッコよくなってきたって言ったんだ。」


A「え??やっぱり??」

A「俺もそう思っていたんだよな〜〜!!」



A「でへへへへ〜〜♪」


僕・B「・・・はぁ〜〜」


僕らは、日常に戻りました。

ただ・・・

僕は、赤服との約束が頭から離れる事はありませんでした。


僕「・・・・・・・・・。」


いったい、いくら請求されるのだろう・・・

10万、20万ってことはないだろうな・・・

100万ってこともないか・・・

もしかして、数千万とか・・・

だとしたら・・・

体を売っても足りないだろうな・・・


僕「・・・・・・・・・・。」


しかし・・・

1カ月たっても・・・

2カ月たっても・・・

赤服側から連絡がありませんでした。

そんな時・・・

僕は仕事で地元から200キロほど離れた場所にいました。

仕事が一段落し・・・

オープンカフェで、コーヒーを飲んでいると・・・・

突然、背後から声をかけられました。


「よう〜〜!!」


「偶然だな〜〜。」


「トラン!!」




聞き覚えのある・・・


声でした。


ドクン・・・ドクン・・・


一気に心臓の鼓動が早くなります。

しかし、必死に冷静さを保とうとしました。


僕「・・・・・・・・・・・・。」


僕は振り向き・・・

答えました。



僕「ああ・・・・」

僕「久しぶりだな・・・」




「橋田!!」



橋田は・・・

僕の顔を見ると・・・


ニヤリと・・・


笑いました・・・

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