雪だ・・・

雪がふり始めた・・・

調査がしにくいな・・・・

ということで、今日も早めに本文行きます。


黒田を阻止せよ!!結婚式まで後5日(38)

僕たちは・・・

赤服・・・

男達・・・

黒田が乗ったバスのライトが見えなくなるまで・・・


見続けました。


A「お!?」


Aが腕時計を見ます。


A「もう、朝の4時だぞ。」

A「今日が休みでよかったよ。」



B「どう考えても無理だと思ったけど・・・」

B「なんとか、間に合ったな・・・」

B「結婚式・・・」



僕「ああ・・・」

僕「今日は二人の結婚式だ。」

僕「当初の目的は達成できた。」

僕「本当に良かったよ。」


僕「さてと・・・・」

僕「A、B・・・」

僕「みんな心配している。」

僕「連絡をしよう。」


僕らはバトルの時には、携帯電話は無論のこと、身分が分かるものは全て置いていく事にしていました。

車に戻り、携帯を確認します。


僕「純史さんからの着信とメールがすごいな・・・」

僕「すぐに連絡しないと。」


A「おい!!トラン!!B!!」



Aが突然、驚いた声をあげました。


僕「な、なんだ!!どうした!!」

僕「何かあったのか!!」



A「愛子さんから、「生きて帰って来てくださいね。祈っています。」ってメールがあるぞ!!」

A「く〜〜〜!!たまらんな〜〜♪」


A「お!!「今、戦っている最中ですよね。心配です。寝ないで待っています。」ってメールもあるぞ!!」

A「く〜〜〜!!モテる男は辛いな〜〜♪」


A「お!!「もしかして・・・死んじゃったの?嫌です!!嫌です!!」ってメールもあるぞ!!」

A「く〜〜〜!!女性を心配させるなんて、俺も罪だな〜〜♪」


A「ひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜♪」



僕「・・・・・・・。」
B「・・・・・・・。」


僕「僕は純史さんと電話するから・・・」

僕「B・・・Aはまかせた。」


B「ああ、暫く続くから見物しとくよ。」


僕は少し離れた場所で、純史さんに電話をしました。

コールがなった途端・・・

すぐに純史さんが出ました。


純史「トランさん!!」

純史「だ、大丈夫ですか!!」

純史「幸枝から聞いて、心配していたんです。」


純史「私達のトラブルだから、止めてほしいと連絡をしたかったのに・・・」

純史「みなさんは関係ないから、戻ってほしいと伝えたかったのに・・・」

純史「電話にも出ないですし、メールをしても返信が無かったので・・・」

純史「心配していたんです!!」


純史「今は何処ですか!?」

純史「僕らは大丈夫です。」

純史「何があっても、二人で乗り越えますから・・・」

純史「そこまでしなくてもいいですので・・・」


純史「戻ってきてください!!」


僕「純史さん・・・」

僕「大丈夫です。」

僕「決着がつきました。」

僕「黒田は二度と、貴方と幸枝さんの前には現れません。」


純史「・・・・え!?」


僕「黒田は、今日にでも引っ越しをして、二度と姿を見せないと約束しました。」


純史「ど、どうやって説得したのですか!?」


僕「どのような交渉をしたのか、どう説得をしたのかは、一切言わない事も条件の中に入っています。」

僕「なので、詳しい事はお伝え出来ませんが・・・」

僕「黒田は一生、貴方達の前に現れる事はないと、僕がお約束します。」


純史「・・・・・・・。」

純史「あの黒田が納得したなんて・・・」

純史「すぐには信じられないですが・・・」

純史「で、でも、トランさんの事は信じれます。」

純史「トランさんが、黒田は現れる事は無いと言うのであれば・・・」

純史「黒田と二度と会う事はないのでしょう。」


純史「トランさん!!」

純史「本当に・・・本当に・・・」

純史「ありがとうございます!!」



純史「Aさん、Bさんにもお礼を伝えて下さい!!」

純史「本当に、ありがとうございます!!」


僕「もう、今日が結婚式です。」

僕「寝れていないとは思いますが、少しでも休んで、素晴らしい結婚式にして下さいね。」


純史「はい!!」


僕「それでは・・・・」



電話を切ろうとした時・・・

純史さんの声が聞こえました。


純史「幸枝!!幸枝!!もう大丈夫だ!!」

純史「黒田は、もう現れないぞ〜〜!!」



僕「・・・・・・。」



電話を切りました。

AとBの所に戻ると・・・

AとBがもめています。


B「トランの指示を聞いてからだ!!」


A「ちょっと、話をするだけだから大丈夫だって!!」


B「ダメだ!!」


A「ちょっと、ちょっとだけだから!!」


僕「どうした??」


B「Aが愛子さんが心配しているから、電話するって言うんだ。」

B「Aの事だから、余計な事を話すのは安易に想像できるから、止めていたんだ。」


A「ちょっと、電話するだけだから、いいだろトラン。」


僕「A・・・」

僕「お前の事だから、バトルの自慢をするつもりだろ??」


A「それは・・・ちょっとは・・・」


僕「それはダメだ。」

僕「電話はいいけど、今回の武勇伝は愛子さんには伝えないでくれ。」

僕「愛子さんだけでなく、誰にもだ。」

僕「黒田とは話し合って説得し、黒田も納得して引いた事にする。」

僕「男達も、黒田の指示で契約解除になった事にする。」

僕「それが、今回の決着の内容だ。」

僕「今回のバトルは、無かったんだ。」

僕「分かったな。A。」


A「え〜〜!!」

A「ここまでのバトルを自慢できないのかよ!!」

A「それは無いよ〜〜!!」

A「自慢したいよ〜〜!!」



僕「・・・・・・・。」

僕「今回の事を誰かに話したら・・・」

僕「橋田や、赤服がすぐにやってきて、お前を回収していくぞ。」


A「・・・・・・・。」


僕「大げさではなく、それぐらいの内容なんだ。」

僕「Aは、橋田や赤服達とやり合って、勝てるのか??」


A「・・・・・・・。」

A「やってみないと分からんけど・・・」

A「俺様でも苦労はするだろうな・・・」


僕「なら、今回の事は忘れるんだ。」

僕「それが、平穏に生きていく為の方法だ。」

僕「いいな。」


A「・・・分かったよ。トラン。」


僕「Bもそれでいいだろ??」


B「ああ、問題ない。」


A「くそ〜〜!!俺の人生で歴史に残るバトルだったのによ〜〜!!」


僕「まぁ〜そういうなよA。」

僕「腹へったろ??」

僕「奢るぞ。」

僕「食べに行こう。」


A「え!?本当♪」

A「何でもいい!?」


僕「今日は、何でもいいよ。」

僕「二人とも頑張ったしね。」


A「よっしゃ〜〜♪」

A「さすが、トラン!!」

A「肉いっぱいの、ラーメンがいいぞ!!」


B「この時間にやっている店があるか??」


A「で、でもよ〜〜!!終わったらラーメン食べるって、トランと約束したぞ!!」

A「なぁ〜トラン??」

A「約束したよな!?」

A「な!!な!!」


僕「・・・そうだったな。」

僕「帰りがてら、通り道にラーメン屋が開いていたら、入ろうか。」


A「よし!!そうしよう!!」



僕らは倉庫を後にして、移動しました。


ブロロロロロ〜


バックミラーで、倉庫を見ます。


ここに来る事は・・・

二度とないな・・・


助手席のAを見ます。

Aは、顔が腫れていて、手も何か所も怪我をしています。

服の中も怪我をしているでしょう。


僕「・・・・・・・。」


A「トランどうしたんだ??」


僕「いや、何でもない。」


A「でも、すごいバトルだったな!!」

A「結局、弱っちい奴らだったけどよ〜〜!!」

A「俺が突進していったの見たか??」

A「闘牛みたいだったろ!?」


僕「ああ、そうだな。」

僕「でも、闘牛は最後は必ず人間にやられるんだぞ??」


A「ま、間違えた!!」

A「ライオンだ!!ライオンにしよう。」

A「ライオン見たいだったろ!?」


僕「ああ、Aはライオンの中のライオンだよ。」

僕「今回は、本当によくやってくれた。」


A「トラン・・・」

A「どうしたんだ??」

A「いつものトランらしくないぞ??」


僕「・・・・・・・。」

僕「そ、そんな事はないよ。」


A「そうか!?」

A「それでよ〜〜スタンガンにやられても、すぐに回復した俺の凄さ・・・・」


Aは、他人には言えないと分かった武勇伝を、僕に聞かせることで我慢をする事にしたみたいでした。


僕「・・・・・・・・。」


しかし、今回はヤバ過ぎた。

Aだけでなく、僕もかなりやられてしまった。

Bもだ・・・。


僕「・・・・・・・・・。」



下手をすれば三人とも、これから普通の生活が出来なかったかもしれない。

下手をすれば三人とも、死んでいたかもしれない。


僕のエゴで・・・

僕の信念に付き合わせてしまった事で・・・

二人をまた、巻き込んでしまった。

取り返しのつかない事になる所だった。


僕「・・・・・・・・・。」


これで・・・

いいのだろうか・・・


二人には、普通の人生がある。


僕は・・・

何処に向かっていこうとしているんだ??

自らトラブルを追い求め、関わり、勝利する事で、自分に酔い痴れているだけじゃないのか??

自分の自己満足の為に、二人を危険な目に合わせているだけじゃないのか??


僕はもう・・・

平穏な生活に戻る事を・・・

心の何処かで、拒否をしているのだろうか??


僕はもしかして・・・

橋田の世界を認めていないのにも関わらず・・・

橋田自身を認めていないのにも関わらず・・・


橋田に・・・

橋田のような人生に・・・

憧れを抱いてしまっているのではないだろうか??


少しでも橋田に近づきたいと思い・・・

自らトラブルに関わってしまっているのではないだろうか??


僕「・・・・・・・・。」


だとしても・・・

僕のエゴで、親友の二人をバトルに巻き込むのは間違っている。


僕が平穏な生活ではなく・・・

バトルを求めてしまっているのであれば・・・

それは、僕自身の問題だ。


二人は関係ない。


僕「・・・・・・・・・。」


A「トラン!!」


A「トラン!!」



A「トラン!!」



僕「あ・・・ああ・・A・・・」

僕「な、なに??」


A「え〜〜トラン!!聞いて無かったのかよ〜〜!!」



僕「ご、ごめん、ごめん。」

僕「考え事をしていて。」


A「仕方ないな〜〜。」

A「じゃぁ〜もう一度言うぞ。」


A「スタンガンにやられても、すぐに回復した俺の凄さってさ〜〜。」

A「やっぱり、俺の肉体美に関係あると思うんだ。」

A「それでさ・・・・・・・」


僕「・・・・・・・・・・・・。」



この黒田達との壮絶なバトルは・・・


二人から、離れるべきだと・・・

決断する、きっかけになった・・・


出来事でした。


つづく

〔クリックしてほしいです。〕


こちらも、よろしくお願いします
トラン探偵事務所ブログ