黒田を阻止せよ！！結婚式まで後5日（３０） : 僕の離婚バトル～浮気・不倫・トラン探偵ブログ～

北海道じゃないけど、キツネを見ました。

地元の依頼者さんに話したら、笑われましたけど、絶対にキツネです。

探偵の観察眼を侮ってはいけません。

何百人の中から対象者を探し出せるのが探偵です。

キツネで間違いありません。

今まで、ヌートリアや、丸々太ったアライグマは何度か見た事がありましたが、キツネは初めてです。

・・・・・・・・・・・

えっ・・・と・・・

今調べたのですが・・・

キツネって北海道しかいないと思っていたのですが、本州、四国、九州にも生息しているんですね。

知らなかった。。

キツネを見るって、そんなに珍しい事じゃなかったのかな？？

僕は北海道以外で、キツネを見たんだ、発見したんだと・・・

自慢げに武勇伝を書こうとしましたが・・・

止めます。

ではでは・・・

黒田を阻止せよ！！結婚式まで後5日（３０）

男Ａがやられたのを見た、男Ｃは・・・

倉庫内に走り出し、入っていきます。

僕「Ａ！！大丈夫か！！」

Ａ「この通り、大丈夫だぞ。」

Ａ「回復が早いのが特技だからな。」

と言いながらも、Ａの足元はふらついています。

僕「・・・・・・・。」

Ａ「トラン、このまま攻めるか！？」

僕「いや、先に倒した三人がいない。」

僕「男Ｃも倉庫内に入っていった。」

僕「黒田も中にいるだろう。」

僕「後、5人もいる。」

僕「体制を整えて、すぐにやってくるぞ。」

僕「俺らは、まだ体力が万全ではない。」

僕「いったん撤退するぞ。」

Ａ「トラン！！」

Ａ「今撤退しても、俺らの戦い方はバレたんだ。」

Ａ「次に戦っても、あの装備で、この人数じゃ、二度と勝ち目はないぞ。」

Ａ「攻めるなら今しかないぞ！！」

僕「・・・・確かに。」

こいつらは、防犯スプレーは持っていないようだ。

今なら、まだチャンスはあるかもしれない。

次になったら、こちらの戦い方はバレたんだ。

さらに準備をして、防犯スプレーも持つだろう・・・

そうなれば・・・こいつらに勝てる自信はない。

それに・・・

これだけの人数だ。

後で、別れて行動されたら、さらに幸枝さん達を守り切る事は出来ないだろう。

どちらにしても、今日中に決着を付けるのが目標だ。

やるなら・・・

今しかないか・・・

僕「・・・・・・・。」

僕「分かった。」

僕「Ａ・・・動けるか？」

Ａ「当たり前だろ！？」

Ａ「俺は、Ａ様だ！！」

僕「了解・・・」

僕「無謀だけど、全員を一気に片付ける。」

Ａ「よっしゃ～～！！」

Ａ「ギッタギタにしてやる！！」

倒した男Ａと男Ｂの二人を結束バンドで手足を縛り・・・

再度、スタンガンと防犯スプレーでとどめを刺し・・

取り外された、防護メガネ、防護マスクを取り付け・・・

僕らは倉庫内に入っていきました。

僕「防犯スプレーは、まだ、たんまりある。」

僕「使いまくって、一気にけりを付けるぞ。」

Ａ「はいよ～～！！」

倉庫だと思っていた建物は、部屋数があり、生活をしている雰囲気もありました。

僕「ここは・・・何なんだ？？」

僕「やはり、男達のアジトか？？」

僕「Ａ、水のある場所を探すぞ。」

僕「こちらの状況も把握されているはずだ。」

僕「時間との勝負だ。」

Ａ「了解。」

僕らは真っ先に、トイレだと判断した場所に向かいました。

一気にドアを開けます。

中には最初の男二人がいました。

防犯スプレーを落としていたのでしょう。

顔や髪は濡れていました。

男二人が、無防備な状態で僕らを見ます。

スタンガンや、防護マスクなどは、置いたままでした。

男「て、てめ～～ら～～！！」

慌ててスタンガンを取ろうとしますが・・・

状況的に、こちらの方が優勢です。

僕は冷静に、二本の防犯スプレーを男二人に噴射しました。

「ギャ～～～！！」

「ゲ～～～」

倒れ込む二人に、Ａがすかさず、スタンガンで止めを刺します。

「ガッ！！」

「グッ！！」

動かなくなった男二人に・・・

Ａは二人を結束バンドで縛り上げました。

僕は辺りを警戒しましたが・・・

男二人の叫び声が聞こえたはずなのに、誰も来ません。

僕「・・・・・・。」

Ａ「これで4人だ。」

Ａ「黒田を含めて、後三人だな。」

僕「ああ・・・」

僕「でも、これだけ騒ぎを起こしているのに、やって来ないのは何故だ？？」

Ａ「俺らに恐れをなして、逃げ出したんじゃないのか？」

僕「それはないだろう。」

僕「何か、準備をしているかもな。」

Ａ「分からんが、こっちは攻めるしかないだろ。」

僕「確かに、そうだな。」

僕「こちらは、行動するしかないんだ。」

僕「よし！！Ａいくぞ！！」

Ａ「了解！！」

僕とＡは、両手に防犯スプレーを持ちながら移動します。

異様に静かな倉庫内・・・

縛り付けた男らの呻き声は聞こえますが・・・

それ以外、物音は何一つしません。

Ａ「あいつら・・・どこにいるんだ？？」

僕「それほど広くない、倉庫だ。」

僕「向こうは、僕らを把握していると思った方がいいな。」

奥に進むと・・・

倉庫内に、窓のある、プレハブのような部屋がありました。

窓にはカーテンがあり、閉まっています。

僕「・・・・。」

僕「部屋を確認するぞ。」

Ａ「了解。」

部屋に近づき、窓を見ると・・・

カーテンの隙間から、わずかに明かりが確認出来ました。

僕「多分・・・ここだな。」

Ａ「どうする？？」

僕「・・・・・・・。」

僕「もう、正攻法とかは言ってられない。」

僕「Ａは、窓を割って、そこから防犯スプレーを部屋内に何本か、噴射してくれ。」

僕「防護マスクやメガネを付けていても、完全ではない。」

僕「せまい部屋内なら、充満してそのうち、耐えれなくなるだろう。」

僕「鍵がかかっていなかったら、ドアから侵入する。」

僕「鍵がかかっていたら、出てきた所で一気にケリを付ける。」

Ａ「分かった。」

僕「窓からスタンガンを突き付けてくるかもしれないから、気を付けろ。」

僕「窓から、少し離れて噴射しろ。」

Ａ「了～解。」

Ａは、窓に近づき・・・

僕は、ドアに近づきました。

Ａに指で合図をします。

ガン！！　ガン！！　ガン！！

バリーン！！

窓を割りました。

Ａは、割れた隙間から、防犯スプレーを、二本同時に噴射します。

Ａ「おりゃぁああ～～！！」

僕は、ドアを開けようとしましたが、鍵がかかっていました。

僕「Ａ！！」

僕「鍵がかかっている！！」

僕「もう二本だ！！」

Ａ「了～～解！！」

Ａは、防犯スプレーを噴射し終わると、すぐに、別の二本の防犯スプレーを取り出しました。

防犯スプレーを室内に向けます。

その時・・・

Ａ「ガッ・・！！」

Ａのうめき声が聞こえました。

Ａが崩れ落ちます。

僕「な、何！？」

僕「手を伸ばしても、スタンガンは届かない間合いだぞ！！」

僕「何が起こった！！」

窓を見ると、何かが窓から出ていました。

僕「け、警棒か！？」

僕「でも、隙間から警棒ごときで殴られても、Ａが倒れる事はない！！」

僕「なんだ、あれは！？」

僕「・・・・！！」

僕「あ、あれは・・・」

警棒型スタンガン！！

「あったり～～」

僕「え？？」

背後から、スピーカーから聞こえるような声が聞こえました。

その瞬間・・・

ガツ！！

僕「グッ・・・」

背中に激しい痛みが襲いました。

振り向くと、警棒型スタンガンを持った、フルフェイスのガスマスクを付けた男が立っています。

「次は、スタンガンを入れながら殴ろかな～。」

僕「・・・・・・・！！」

僕「その声は・・・」

僕「黒田！！」

黒田「正～解～。」

僕「・・・・・・。」

警棒型スタンガンをクルクル回しながら・・・

黒田が答えます。

ガスマスクで顔が見えなくても・・・

黒田のにやけた顔が・・・

容易に・・・

想像出来ました。

〔クリックしてほしいです。〕