僕のメールは、迷惑メールがすごいです。
トラン探偵事務所名の報告書を相手方に提出して少しすると、新しいタイプの迷惑メールが来たりして、その繰り返しで、今ではとんでもない感じになっています。
今では海外からの迷惑メールもすごい感じになっています。
何故か、アラブの方からも来ます。
相手方が嫌がらせをしたのかは調べていないので、本当の所は分かりませんが・・・
数年前は、研究機関から抜け出した、サルから、助けてほしいとのメールが来た事がありました。
タイムスリップした、織田信長からメールが来た事もありました。
未来人から、これから10年分の競馬の順位を買わないかとメールが来た事もあります。
そういうのは楽しいのですが、何度も何度も、同じ文面を送って来ると、もう少し頭を使ってほしいなっていうのも来ます。
下のメールは5回目ぐらいじゃなかな？？
日にちだけは毎回変わっていますが・・・
長いんで、読み飛ばして頂いて構いません。
というか、読む必要もないかも。
当然、登録した覚えもなく、グチャグチャそれらしい事は書いていますが、何も具体的な内容でもなく、当然無視でＯＫですが、信じる人はいるのだろうか？？
ここから
当職らは貴殿の登録情報のある情報サイトにおいて利用料金の未納が続いた為、提携信用情報機関により回収の任を承りました。
《○○○○○○○○○○○○.comへの通知理由》
登録状態にあったWEBコンテンツにおいて利用意思が無くなった際に「自身のアドレスを記載して解約希望」と申請せずに放置した事による料金
貴殿(本メールアドレス所有者)はWEBContents(インターネット上における電子商取引に基づいた有料サイト及び無料期間を設けた月額制サイト)ご登録後、無料期間終了後に正式な解約処理を行わないまま放置をされ
現在、利用料金を滞納している状態となっております。
電子商取引による利用履歴に基づき、貴殿に対して利用料金のお支払については、再三のインフォメーション内の督促通知にてお知らせしていたにもかかわらず、支払いがなく、現在多額の延滞金が発生しております。
2017年11月14日現在
未納金総額
(【798.500円】 )
※個人情報に配慮し一部非表示※
※遅延金等を含む
つきましては、未納分及び延滞損害金をお支払頂く様本状にて勧告とし、貴殿に穏便に問題解決する意思がある場合は、当方にて合意解約(和解契約)の手続きを行えるよう手配致しましたのでご確認ください。
■合意登録解除とは■
本通知確認後、速やかに本状より登録の解除の申請を行った場合は、利用者の意思を尊重し、発生している未納金および損害金の支払いが免除され、登録情報の削除が行えます。
当方での代行手続きにより該当コンテンツの解約処理完了時に本状および貴殿の個人情報は削除され、当該請求が停止および免除となります。
完了時、希望する場合にはデータ消去証明書等を発行します。
合意解約によりコンテンツ管理元との債権債務が解消され、貴殿との和解が成立します。
↓申請の手続き方法↓
継続利用の意思が無く未納分の支払い免除措置を希望する場合は、本状を閲覧後、本メールに「合意登録解除」と記入の上そのままご返信下さい。
※必ず本状が受信されたアドレスからご返信下さい。
その他のアドレスからではご本人確認が取れず申請が無効となります。
尚、このまま和解手続き、および支払い意思の連絡、いずれかのご返答が確認できなかった場合は債権回収三次団体への委託処分となります。
債権回収三次団体は国からの認可を受け、合法的な強制処分を執行できる機関となります。
1.ご口座及び給与の差押え
2.所有財産(ご自宅、家財、車)の競売処分
3.自宅への訪問及びご自宅のポスト及びドア等への督促状の貼り付け
4.ご親族、職場へのご連絡と代理返済の要求
を代理人弁護士を通じて法的手続きによる執行と致します。
このような事態にならないよう貴殿の速やかな対応をお願い致します。
※ご自宅訪問の際は財産物の強制没収と売却が行われます。
(テレビやパソコン、携帯電話など生活必需品以外の全ての財産物を強制売却致します)
上記のように、手続きを拒否した場合認可団体へ債権が委託され日常生活に支障をきたし、更に親族や知人にまで多大な迷惑がかかる事となります。
貴殿の速やかな対応が予期せぬトラブルを防ぎ、これ以上の請求の発生を防ぐ唯一の手段となりますのでご対応の程、お願い申し上げます。
以上
ここまで。
皆さんも気を付けましょう。
無視でＯＫです。
黒田を阻止せよ！！結婚式まで後5日（９）
純史さんに近づきました。
僕「・・・純史さん。」
純史「あ、あいつ〜〜！！」
純史「今から、警察に行きます！！」
「絶対に、許せない！！」
僕「・・・・・・・・・・・・。」
僕「純史さん・・・」
僕「黒田の罪は・・・」
僕「何ですか？？」
純史「な、何を言っているんですか！！」
純史「当然、盗撮ですよ！！」
僕「・・・・・・・・・・・・・。」
僕「誰が、盗撮をしていたのですか？？」
純史「だ、だれがって・・・」
「黒田に決まっているじゃないですか！！」
僕「・・・・・・・・・・・。」
僕「それは、どうやって証明するのですか？？」
純史「ど、どうやってって・・・」
純史「カメラを警察にもって行けば、証明出来るじゃないですか！！」
僕「でも・・・」
僕「カメラを設置したのが、黒田との証拠はありません。」
純史「・・・・え！？」
僕「黒田は、映像をモニターで見ていただけで、設置をしたのが黒田との証拠はありません。」
純史「・・・・・・・・・・・・。」
僕「なので、今の段階で、ギリギリ証明出来るのは・・・」
僕「黒田は、モニターで、何かの映像を見ていたという事です。」
純史「だったら、モニターで見ていた証明が出来るなら・・・」
「捕まえられるでしょ！！」
僕「・・・・・・・・・・・・。」
純史「ち、違うんですか？？」
僕「撮影出来たのは数秒ですし・・・」
僕「それも、それがモニターだったと確証が得られる、映像は撮影出来ていません。」
純史「そんな・・・・・・・・・。」
僕「それでも、幸枝さんが黒田の元カレだとは証明出来るので、幸枝さんの自宅に車が止まっていて、カメラもあって、モニターらしい物をみていたと、全て関連付ければ、ギリギリ証明は出来るかもしれません。」
純史「だ、だったら・・・」
僕「でも・・・」
僕「重要なのは・・・・」
僕「ワイヤレスカメラの映像を見るのは、罪ではないんです。」
純史「・・・・・・え！！」
僕「電波を受信するのは、罪ではないんです。」
僕「それは・・・合法なんです。」
純史「・・・・・・・・・・・。」
純史「と・・・いう事は・・・」
純史「黒田は・・・」
純史「黒田は、捕まらないんですか！！」
僕「残念ながら、現段階では・・・」
純史「そ、そんな事って・・・」
僕「・・・・・・・・・・。」
僕「黒田を捕まえるのであれば、カメラを設置していた事を証明しなければいけません。」
僕「カメラの映像から推測をすると、アパートの敷地内での設置だと思います。」
僕「だとしたら、敷地内なら住居侵入罪や、カメラ設置で軽犯罪法や迷惑防止条例が適用される可能性があります。」
純史「・・・・・・・・・・・。」
僕「カメラは窓の外で設置をされています。」
僕「ならば、電源は、電池などのバッテリーでしょう。」
僕「だとすると、それほど電源はもちません。」
僕「カメラの設置も、数時間前ぐらいに設置した可能性が高いです。」
僕「そして、外に設置をしているのであれば、カメラが見つかる可能性もあります。」
僕「その二つの事から、黒田は、今までもカメラで映像を見るときは、その時に設置をして、回収をしていた可能性が高いと考えます。」
僕「なので、このまま監視を続けていれば、黒田は、カメラを回収する、もしくは電池を交換するなどで、カメラに接近していたと推測出来ました。」
僕「こちらは、その時に、その様子を、撮影して映像を撮り、黒田を捕まえれば警察に突き出す事は出来たのですが・・・」
純史「・・・・・・・・・・・。」
純史「僕が・・・そのチャンスをダメにしたと？？」
僕「・・・・・・・・・・・・。」
僕「まだ、チャンスはあります。」
僕「黒田は、アパートの側に車を止めていました。」
僕「純史さんが、飛び出し黒田に接近したのは・・・」
僕「カメラがバレたと考えたのではなく、単純に車が見つかったと考えたと思います。」
僕「なので、カメラをそのまま放置する事は、カメラが発見された場合、黒田と結びつくのは、お二人に、容易に想像されると考えるでしょう。」
僕「ほとぼりが冷める頃を見計らって、カメラを回収に来ると思います。」
僕「黒田の車には、ＧＰＳ発信機を仕掛けています。」
僕「黒田の行動は把握できますので、黒田を待ち伏せ・・・・」
僕「証拠を掴みましょう。」
純史「・・・・・・・。」
純史「分かりました。」
純史「お願いします。」
僕「・・・了解です。」
僕は、ＧＰＳ発信機で、黒田の車の位置を確認しました。
僕「・・・・・・・・・・・。」
僕「４キロほど移動しているな・・・」
僕「方向的には、一度、家に帰るようだな。」
僕「・・・・・・・・・・。」
僕「よし。」
僕「黒田は、かなり離れているので、カメラの電波がとどきません。」
僕「モニターから映像を見る事は出来ません。」
僕「今のうちに、カメラを確認しましょうか。」
純史「・・・はい、お願いします。」
僕は、アパートの裏に回りました。
裏は駐車場があり、駐車場からベランダに近づけます。
僕は、ライトを照らしながら、カメラを探します。
僕「あった・・・・」
僕「・・・・・・・・・・。」
僕「大胆だな・・・」
カメラは、ベランダの外側に取り付けられていました。
ベランダは、外から部屋が見えないようになっているのですが・・・・
デザインなのか、左右と中心に細長い、隙間がありました。
その右側の隙間の下に小型のワイヤレスカメラが取り付けられていました。
僕「・・・・・・・・・・・。」
僕「大胆だけど・・・」
僕「夜なら、しゃがんで確認をしないと、確かに見つけにくいな・・・」
純史「・・・・・・・・・・・。」
僕「それに・・・・」
純史「それに・・・何ですか？？」
僕「電池が異様に多いな。」
純史「え？？」
ワイヤレスカメラから配線が出ており、その先は、黒のビニールテープが巻かれていましたが、電池ボックスのようでした。
僕「単三電池・・・８本ってとこかな。」
僕「このカメラの消費電力が分からないけど・・・」
僕「多分、６時間〜８時間ぐらいは電波を飛ばせるね。」
純史「え？？」
純史「それって、凄いんですか？？」
僕「かなり長い方です。」
僕「購入した時は、多分乾電池1本のみのタイプだったと思います。」
僕「改造したのでしょうね。」
僕「普通の人は、ここまではしないと思います。」
純史「・・・・・・・・・・・・。」
僕「まず、今の状態を撮影しますね。」
僕は、ビデオカメラで、小型カメラが設置している状況を撮影します。
僕「これは、明るくなったら、さすがに目立つので、回収に来ると思います。」
純史「そうですよね・・・」
僕「ベランダの向かい側の駐車場に、幸枝さんの車はありますか？？」
純史「はい、あります。」
純史「その車が、幸枝の車です。」
純史さんが、指をさします。
僕「・・・・・・・・・。」
僕「何とか・・・なりそうだな・・・。」
カメラの設置している場所とは、少し離れていますが、撮影は出来そうでした。
僕「車内に隠れて、黒田を待ちたいのですが、よろしいですか？？」
純史「は、はい。」
純史「幸枝からカギを借りてきます。」
僕「お願いします。」
僕は、幸枝さんの車に乗り込み、車の窓からベランダを確認します。
僕「何とか、なりそうだな・・・」
黒田が回収に来た時に備え、車内でビデオカメラを設置します。
僕「ただ・・・」
僕「バッテリーが不足だな・・・」
僕「撮りっぱなしは無理だな。」
僕「長時間撮影する、状況になるとは考えていなかったしな。」
僕「今から帰って取りに行く間に、黒田が来る可能性も高いし・・・」
僕「ＧＰＳ発信機で確認をしながら、監視をするしかないか・・・」
僕「・・・・・・・・・・・。」
純史さんには、幸枝さんに状況の説明をお願いし・・・
部屋に入ってもらうようにしました。
僕「黒田がこちらに向かって来たら、携帯で連絡をします。」
僕「その時は黒田を捕まえるのを手伝って下さい。」
純史「はい、分かりました。」
僕「重要なのは、黒田がカメラを回収してから、捕まえる事です。」
僕「それ以前に捕まえても、カメラを設置した証明になりません。」
純史「はい・・・気をつけます。」
僕は、車内で撮影体制とり、ＧＰＳ発信機を確認します。
僕「・・・・・・・・。」
僕「まだ、家から出ていないか・・・」
僕「深夜か、朝方に回収をするつもりかな・・・。」
僕「長期戦になりそうだな・・・」
僕「・・・・・・・・・。」
僕「う〜〜ん。」
僕「今頃は、ビールを飲んでいる予定だったんだけど・・・」
僕「仕方ないか・・・」
僕は、静まり返った駐車場で・・・
黒田を待ち続けました。
〔クリックしてほしいです。〕
ＧＰＳトラン〔ＧＰＳ発信機販売サイト〕
トラン探偵事務所名の報告書を相手方に提出して少しすると、新しいタイプの迷惑メールが来たりして、その繰り返しで、今ではとんでもない感じになっています。
今では海外からの迷惑メールもすごい感じになっています。
何故か、アラブの方からも来ます。
相手方が嫌がらせをしたのかは調べていないので、本当の所は分かりませんが・・・
数年前は、研究機関から抜け出した、サルから、助けてほしいとのメールが来た事がありました。
タイムスリップした、織田信長からメールが来た事もありました。
未来人から、これから10年分の競馬の順位を買わないかとメールが来た事もあります。
そういうのは楽しいのですが、何度も何度も、同じ文面を送って来ると、もう少し頭を使ってほしいなっていうのも来ます。
下のメールは5回目ぐらいじゃなかな？？
日にちだけは毎回変わっていますが・・・
長いんで、読み飛ばして頂いて構いません。
というか、読む必要もないかも。
当然、登録した覚えもなく、グチャグチャそれらしい事は書いていますが、何も具体的な内容でもなく、当然無視でＯＫですが、信じる人はいるのだろうか？？
ここから
当職らは貴殿の登録情報のある情報サイトにおいて利用料金の未納が続いた為、提携信用情報機関により回収の任を承りました。
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登録状態にあったWEBコンテンツにおいて利用意思が無くなった際に「自身のアドレスを記載して解約希望」と申請せずに放置した事による料金
貴殿(本メールアドレス所有者)はWEBContents(インターネット上における電子商取引に基づいた有料サイト及び無料期間を設けた月額制サイト)ご登録後、無料期間終了後に正式な解約処理を行わないまま放置をされ
現在、利用料金を滞納している状態となっております。
電子商取引による利用履歴に基づき、貴殿に対して利用料金のお支払については、再三のインフォメーション内の督促通知にてお知らせしていたにもかかわらず、支払いがなく、現在多額の延滞金が発生しております。
2017年11月14日現在
未納金総額
(【798.500円】 )
※個人情報に配慮し一部非表示※
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つきましては、未納分及び延滞損害金をお支払頂く様本状にて勧告とし、貴殿に穏便に問題解決する意思がある場合は、当方にて合意解約(和解契約)の手続きを行えるよう手配致しましたのでご確認ください。
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尚、このまま和解手続き、および支払い意思の連絡、いずれかのご返答が確認できなかった場合は債権回収三次団体への委託処分となります。
債権回収三次団体は国からの認可を受け、合法的な強制処分を執行できる機関となります。
1.ご口座及び給与の差押え
2.所有財産(ご自宅、家財、車)の競売処分
3.自宅への訪問及びご自宅のポスト及びドア等への督促状の貼り付け
4.ご親族、職場へのご連絡と代理返済の要求
を代理人弁護士を通じて法的手続きによる執行と致します。
このような事態にならないよう貴殿の速やかな対応をお願い致します。
※ご自宅訪問の際は財産物の強制没収と売却が行われます。
(テレビやパソコン、携帯電話など生活必需品以外の全ての財産物を強制売却致します)
上記のように、手続きを拒否した場合認可団体へ債権が委託され日常生活に支障をきたし、更に親族や知人にまで多大な迷惑がかかる事となります。
貴殿の速やかな対応が予期せぬトラブルを防ぎ、これ以上の請求の発生を防ぐ唯一の手段となりますのでご対応の程、お願い申し上げます。
以上
ここまで。
皆さんも気を付けましょう。
無視でＯＫです。
黒田を阻止せよ！！結婚式まで後5日（９）
純史さんに近づきました。
僕「・・・純史さん。」
純史「あ、あいつ〜〜！！」
純史「今から、警察に行きます！！」
「絶対に、許せない！！」
僕「・・・・・・・・・・・・。」
僕「純史さん・・・」
僕「黒田の罪は・・・」
僕「何ですか？？」
純史「な、何を言っているんですか！！」
純史「当然、盗撮ですよ！！」
僕「・・・・・・・・・・・・・。」
僕「誰が、盗撮をしていたのですか？？」
純史「だ、だれがって・・・」
「黒田に決まっているじゃないですか！！」
僕「・・・・・・・・・・・。」
僕「それは、どうやって証明するのですか？？」
純史「ど、どうやってって・・・」
純史「カメラを警察にもって行けば、証明出来るじゃないですか！！」
僕「でも・・・」
僕「カメラを設置したのが、黒田との証拠はありません。」
純史「・・・・え！？」
僕「黒田は、映像をモニターで見ていただけで、設置をしたのが黒田との証拠はありません。」
純史「・・・・・・・・・・・・。」
僕「なので、今の段階で、ギリギリ証明出来るのは・・・」
僕「黒田は、モニターで、何かの映像を見ていたという事です。」
純史「だったら、モニターで見ていた証明が出来るなら・・・」
「捕まえられるでしょ！！」
僕「・・・・・・・・・・・・。」
純史「ち、違うんですか？？」
僕「撮影出来たのは数秒ですし・・・」
僕「それも、それがモニターだったと確証が得られる、映像は撮影出来ていません。」
純史「そんな・・・・・・・・・。」
僕「それでも、幸枝さんが黒田の元カレだとは証明出来るので、幸枝さんの自宅に車が止まっていて、カメラもあって、モニターらしい物をみていたと、全て関連付ければ、ギリギリ証明は出来るかもしれません。」
純史「だ、だったら・・・」
僕「でも・・・」
僕「重要なのは・・・・」
僕「ワイヤレスカメラの映像を見るのは、罪ではないんです。」
純史「・・・・・・え！！」
僕「電波を受信するのは、罪ではないんです。」
僕「それは・・・合法なんです。」
純史「・・・・・・・・・・・。」
純史「と・・・いう事は・・・」
純史「黒田は・・・」
純史「黒田は、捕まらないんですか！！」
僕「残念ながら、現段階では・・・」
純史「そ、そんな事って・・・」
僕「・・・・・・・・・・。」
僕「黒田を捕まえるのであれば、カメラを設置していた事を証明しなければいけません。」
僕「カメラの映像から推測をすると、アパートの敷地内での設置だと思います。」
僕「だとしたら、敷地内なら住居侵入罪や、カメラ設置で軽犯罪法や迷惑防止条例が適用される可能性があります。」
純史「・・・・・・・・・・・。」
僕「カメラは窓の外で設置をされています。」
僕「ならば、電源は、電池などのバッテリーでしょう。」
僕「だとすると、それほど電源はもちません。」
僕「カメラの設置も、数時間前ぐらいに設置した可能性が高いです。」
僕「そして、外に設置をしているのであれば、カメラが見つかる可能性もあります。」
僕「その二つの事から、黒田は、今までもカメラで映像を見るときは、その時に設置をして、回収をしていた可能性が高いと考えます。」
僕「なので、このまま監視を続けていれば、黒田は、カメラを回収する、もしくは電池を交換するなどで、カメラに接近していたと推測出来ました。」
僕「こちらは、その時に、その様子を、撮影して映像を撮り、黒田を捕まえれば警察に突き出す事は出来たのですが・・・」
純史「・・・・・・・・・・・。」
純史「僕が・・・そのチャンスをダメにしたと？？」
僕「・・・・・・・・・・・・。」
僕「まだ、チャンスはあります。」
僕「黒田は、アパートの側に車を止めていました。」
僕「純史さんが、飛び出し黒田に接近したのは・・・」
僕「カメラがバレたと考えたのではなく、単純に車が見つかったと考えたと思います。」
僕「なので、カメラをそのまま放置する事は、カメラが発見された場合、黒田と結びつくのは、お二人に、容易に想像されると考えるでしょう。」
僕「ほとぼりが冷める頃を見計らって、カメラを回収に来ると思います。」
僕「黒田の車には、ＧＰＳ発信機を仕掛けています。」
僕「黒田の行動は把握できますので、黒田を待ち伏せ・・・・」
僕「証拠を掴みましょう。」
純史「・・・・・・・。」
純史「分かりました。」
純史「お願いします。」
僕「・・・了解です。」
僕は、ＧＰＳ発信機で、黒田の車の位置を確認しました。
僕「・・・・・・・・・・・。」
僕「４キロほど移動しているな・・・」
僕「方向的には、一度、家に帰るようだな。」
僕「・・・・・・・・・・。」
僕「よし。」
僕「黒田は、かなり離れているので、カメラの電波がとどきません。」
僕「モニターから映像を見る事は出来ません。」
僕「今のうちに、カメラを確認しましょうか。」
純史「・・・はい、お願いします。」
僕は、アパートの裏に回りました。
裏は駐車場があり、駐車場からベランダに近づけます。
僕は、ライトを照らしながら、カメラを探します。
僕「あった・・・・」
僕「・・・・・・・・・・。」
僕「大胆だな・・・」
カメラは、ベランダの外側に取り付けられていました。
ベランダは、外から部屋が見えないようになっているのですが・・・・
デザインなのか、左右と中心に細長い、隙間がありました。
その右側の隙間の下に小型のワイヤレスカメラが取り付けられていました。
僕「・・・・・・・・・・・。」
僕「大胆だけど・・・」
僕「夜なら、しゃがんで確認をしないと、確かに見つけにくいな・・・」
純史「・・・・・・・・・・・。」
僕「それに・・・・」
純史「それに・・・何ですか？？」
僕「電池が異様に多いな。」
純史「え？？」
ワイヤレスカメラから配線が出ており、その先は、黒のビニールテープが巻かれていましたが、電池ボックスのようでした。
僕「単三電池・・・８本ってとこかな。」
僕「このカメラの消費電力が分からないけど・・・」
僕「多分、６時間〜８時間ぐらいは電波を飛ばせるね。」
純史「え？？」
純史「それって、凄いんですか？？」
僕「かなり長い方です。」
僕「購入した時は、多分乾電池1本のみのタイプだったと思います。」
僕「改造したのでしょうね。」
僕「普通の人は、ここまではしないと思います。」
純史「・・・・・・・・・・・・。」
僕「まず、今の状態を撮影しますね。」
僕は、ビデオカメラで、小型カメラが設置している状況を撮影します。
僕「これは、明るくなったら、さすがに目立つので、回収に来ると思います。」
純史「そうですよね・・・」
僕「ベランダの向かい側の駐車場に、幸枝さんの車はありますか？？」
純史「はい、あります。」
純史「その車が、幸枝の車です。」
純史さんが、指をさします。
僕「・・・・・・・・・。」
僕「何とか・・・なりそうだな・・・。」
カメラの設置している場所とは、少し離れていますが、撮影は出来そうでした。
僕「車内に隠れて、黒田を待ちたいのですが、よろしいですか？？」
純史「は、はい。」
純史「幸枝からカギを借りてきます。」
僕「お願いします。」
僕は、幸枝さんの車に乗り込み、車の窓からベランダを確認します。
僕「何とか、なりそうだな・・・」
黒田が回収に来た時に備え、車内でビデオカメラを設置します。
僕「ただ・・・」
僕「バッテリーが不足だな・・・」
僕「撮りっぱなしは無理だな。」
僕「長時間撮影する、状況になるとは考えていなかったしな。」
僕「今から帰って取りに行く間に、黒田が来る可能性も高いし・・・」
僕「ＧＰＳ発信機で確認をしながら、監視をするしかないか・・・」
僕「・・・・・・・・・・・。」
純史さんには、幸枝さんに状況の説明をお願いし・・・
部屋に入ってもらうようにしました。
僕「黒田がこちらに向かって来たら、携帯で連絡をします。」
僕「その時は黒田を捕まえるのを手伝って下さい。」
純史「はい、分かりました。」
僕「重要なのは、黒田がカメラを回収してから、捕まえる事です。」
僕「それ以前に捕まえても、カメラを設置した証明になりません。」
純史「はい・・・気をつけます。」
僕は、車内で撮影体制とり、ＧＰＳ発信機を確認します。
僕「・・・・・・・・。」
僕「まだ、家から出ていないか・・・」
僕「深夜か、朝方に回収をするつもりかな・・・。」
僕「長期戦になりそうだな・・・」
僕「・・・・・・・・・。」
僕「う〜〜ん。」
僕「今頃は、ビールを飲んでいる予定だったんだけど・・・」
僕「仕方ないか・・・」
僕は、静まり返った駐車場で・・・
黒田を待ち続けました。
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