ちょっとマイナーな話になります。

小型のビデオカメラの内、1台をご紹介します。

ソニーの「HDR-AS15」って奴です。

P1070877















本体は2万円後半ぐらいの価格ですが、マイクロSDカードが別で必要なので32GBを購入すると3万円前半ぐらいになると思います。

予備バッテリーや充電器を購入すると、純正品でなければ合計で3万円後半ぐらいで購入出来ます。

小型カメラっといってもサイズは24.5mm x 47.0mm x 82.0mmって感じで手の平に収まるぐらいです。
重量が90gなのも魅力でした。

で・・・

このカメラが優れているのは、何と言っても手の平に収まるサイズと、電子式だけど手ブレ補正もあって、小型のわりにはバッテリーがかなり持ちます。
また付属のケースに入れれば、水深60mまで大丈夫!
実際に水の中では使いませんが、豪雨でも撮影が出来るのは助かります。

その代わりにモニター画面は付いていません。(別売りでモニターを販売していますが僕は必要ないです。)
設定画面だけです。

モニターがカメラに付いていなくても買った一番の理由は、Wi-Fiでスマホで撮影画面を見る事も出来るし、スマホで録画、停止の操作も出来るし、ある程度の設定も出来るって事です。

障害物が全くない状況だと20mぐらいは遠隔操作やスマホで録画映像の確認は出来ましたが、たまに画面が止ったり、操作が出来なくなるので、現場では10メートル以内だと思った方が失敗はなさそうですね。

また、さすが一流メーカーのソニーなので、画素数やレンズはこのサイズのカメラではかなりいい方です。
接近戦や、潜入などにも使えそうですね。

ただ、弱点として操作音を消音にする事が出来ないって事です。
消す設定がないです。

操作をするたびに、ピ〜〜!って結構大きな音がします。
多分、盗撮防止の為だと思いますが・・・
僕の仕事では致命的ですね。
盗撮をする事なんか考えてもない人も、この音は不快な人もいると思いますし、静かな場所で撮影する時には、他人の迷惑になる事もあると思います。

なので、僕はスピーカーの配線を物理的に切断しました。


P1070881


 













底面の蓋の中に、小さなネジが2本あるのでそれを外します。

そうすると、ケースから本体を後ろに引っ張って取り外す事が出来ますので、本体を取り出します。

取り出すと本体の設定画面のモニターに2つのネジあるのに気が付きます。

BlogPaint















それを取り外して、慎重にめくると・・・

P1070884















こんな感じになります。

すると・・・

スピーカーがある事に気が付きます。

BlogPaint















後はスピーカーに出ているコードをバチっと1本切れば、物理的に音は出ません。
まぁ〜ハンダで丁寧に取る事も出来ますが、僕はめんどくさいのでハサミでブチって切って絶縁テープを巻きました。

ただ、これをやってしまうと保障が効きませんし、基盤を傷つけてしまうと、壊れますので自己責任でするしかないです。

これを試して壊れても、一切責任は取れませんので、壊してもいいや〜って思えるお金持ちで、音が不快な人は参考にして下さい。


それでは・・・


「私の修羅場5」行きます。




人気ブログランキング


人気ブログランキングへ




bg_head


『トラン探偵事務所』

家に帰ったら、私と子供の物はそのままになっていた。
そしたらここが私と子供の家なんだって実感して嬉しかった。

その日の夕食は出前のお寿司だった。
いつもお祝い事があるとお寿司だったから、私と子供が帰ってきた事をお父さんもお母さんも本当に喜んでいるんだって実感した。

そして平穏な毎日が始まった。
平穏な毎日が幸せなんだってすごく思う事が出来た。

旅館の仲居さんとは毎日メールしていた。
電話も週に二回ぐらいしていた。
今度はお父さんとお母さんと一緒に行くねっていつも言っていた。
歳はかなり離れているけど、私にとってかけがえのない人になっていた。

彼が家に来る心配はなかった。
おじさんが彼とはきっちり話して、二度と私に近づかない、家に行かない事を約束させたって言っていたから。

一瞬でやっつけたとかしゅんさつ?したとかは疑わしいけど、おじさんが彼は二度と現れないから大丈夫だよって言っていたから大丈夫だと思った。
不思議だけどその言葉を心から信じきっていた。

実際、あれから彼からメールが来る事もなかった。
電話が来る事もなかった。
家に来る事もなかった。

平穏だけど幸せな毎日をすごしてきた。

月日が1年過ぎた。
子供はよちよちだけど歩くようになった。
私はお母さんに昼は子供を任せて、子供が1歳になってからスーパーでアルバイトを始めた。

仲居さんとは相変わらず毎日メールして、週に二回ぐらい電話していた。
でもいまだに旅館に行く事はなかった。
仲居さんは「会いたいね。」ってメールが結構頻繁になった。
電話でも会いたいねって話していた。
私も会いたいって思った。

でも私は旅館に行くなら、私が稼いだお金で家族全員で行きたかった。
お父さんにお金を出してもらって旅館に行くのは何か違うと感じた。
仲居さんや旅館の人に私が働いてそのお金で旅館に来たんだよって自慢もしたかった。
私はもう大丈夫なんだよって見せたかった。
だからアルバイトをして生活費をお母さんに渡しながらもコツコツお金を貯めていた。

お金が溜まった。
3人で2泊ぐらい出来るお金が溜まった。(子供は無料だった。)
私は夕食の時にお父さん、お母さんにあの旅館に行きたいって言った。
二泊三日出来るぐらいのお金は貯めたから、私のお金で旅行に行きたいって言った。

お父さんとお母さんはすごく喜んでくれた。
お母さんは涙目になっていた。
子供もキャッキャッと笑っていた。
私なりの親孝行だなって思った。
これで仲居さんにも旅館の人にも会えると思った。

そして旅館に行った。
ロビーで仲居さんと抱き合った。
二人で涙目になっていた。
他の旅館の人も私の事を覚えていて「よく来たね。」って言ってくれた。
みなさんロビーに来てくれた。
子供はアイドルみたいになって、旅館の人みんなが子供を見に来た。
よちよちだけど子供が歩いたのを見たら、旅館の人みんなが「お〜!」って声を出して驚いていた。
私はちょっと自慢だった。
なんか第二の家みたいですごく懐かしかった。
すごく嬉しかった。

部屋は私が泊まっていた部屋だった。
女将さんが気を使ってくれたんだと思った。
すごく懐かしかった。
両親には夫婦水入らずになってほしかったから、もう一部屋お願いしていたら、そこはおじさんが泊まっていた部屋だった。
そしたら、当たり前だけどおじさんの事を思い出した。
たまには思い出していたけど、すごく当事の事を思い出した。
ここがおじさんの部屋だったんだなってしみじみ思った。
あの時は大変だったなって他人事みたいに思った。
おじさんは今頃どうしているかなって思った。

おじさんと連絡を取ろうとも思った事があったけど、おじさんに借りた携帯で連絡を取っていたから、おじさんの電話番号とかメールアドレスとかは控えてなかったら分からなかった。
この旅館を離れてから1年、おじさんと連絡をした事はなかった。
連絡する手段もなかった。

おじさんの部屋にいるのにおじさんとは連絡が取れないんだ、話せないんだ、会えないんだって思うとすごく不思議な感じがした。

寂しくなった。

夕食の時間になった。
そうしたら1年前最後に食べた夕食ぐらい豪華な夕食が出た。
また女将さんが気を利かせたんだと思った。
私のおかげで特別な料理が来たと思うと鼻高々だった。
でもお父さんもお母さんも喜んではいたけど「特別だね。」とは言わなかったから、私は自慢して言った。
「普通はこんな豪華は料理は出ないんだよ!」って言った。

そしたらお父さんもお母さんも「そうなんだ。」って言ったけどなんかそれ以上は言わなかった。
私は自慢がしたかったから仲居さんに「今日は特別な料理を作ってくれてありがとう。」って言った。
そしたら仲居さんが言いにくそうに「今回の料金だったらこの料理なんですよ。」って言った。
今回の宿泊のお金はネットで出ていた一番安い料金で予約していた。
この時初めておじさんの時は逆に特別安い料金で宿泊していたんだって分かった。
長期の滞在だったからおじさんは料理は安くしていたんだと分かった。

ちょっと恥ずかしくなったけど、でもおじさんは私の料金も払っていたから大変だったんだなって思ったら申し訳ない気持ちになった。

旅館の生活は快適だった。
昼はお父さんとお母さんと滝を見たり、洞窟に言ったり高原に言ったりして子供もキャッキャって喜んでいたし、お父さんもお母さんも喜んでくれた。
温泉も気に入ってくれた。
お父さんとお母さんはおじさんの部屋だったから、私は仲居さんの仕事が終わってから、仲居さんと私の部屋でお喋りしたりして楽しく過ごした。

二泊三日はあっという間に終わってしまった。
また仲居さんや女将さんやみなさんに見送られた。
仲居さんとは「また来るね。」って抱き合った。
名残惜しかったけど旅館を後にした。

そしたらお母さんが「本当にみなさん良い人だね。」って言った。
私は「同然です!」って言った。
鼻高々だった。
そしたらお父さんが「トランさんがいなかったらこうやって旅館に来る事もなかっただろうね。」って言った。
お母さんも「本当に今幸せなのはトランさんのおかげだね。」って言った。
お父さんは「トランさんには感謝しないといけないぞ。」って私に言った。

私は両親の言っている意味が分からなかった。
だから私は「トランさんって誰?」って言った。
私は「外国人の知り合いはいないし、トランって人なんか知らない。」って言った。
そしたらお父さんもお母さんも「しまった!」って顔をした。

それでも私は暫く意味が分からなかった。
暫く考えて私は言った。
「もしかしてトランって人は田中さんの事?」って。
そしたらお父さんもお母さんもすごく困った顔をした。

なんかそれ以上は聞いていけない気がしたからそれ以上は聞かなかった。
でも家に帰っても凄く気になった。
おじさんの名前は本当はトランって言う名前じゃないかと思った。
外国人の名前なのはおかしいと思ったけど、その時はそんな気がした。
数日後に私はパソコンで検索した。
「トラン」って検索した。
そしたら一番最初に「僕の離婚バトル〜仁義無き戦い〜 - livedoor Blog(ブログ)」って出た。
何気なくそのブログを見た。
ブログも読んだ。
ブログからトラン探偵事務所っていうHPも見つけた。

間違いないって思った。
おじさんは田中さんはトランだって思った。
田中さんって名前はきっと偽名だって持った。
おじさんはトランで探偵だって思った。

私は悪いと思ったけど、お母さんがお風呂に入っている時に携帯を見てしまった。
そしたら私とおじさんが出会う前からトランと連絡をしていた事が分かった。

私が家出をした時にトランって言う探偵に依頼をして、私を探していたって分かった。
おじさんは偶然私と会ったんじゃないって分かった。
お父さんに依頼されて私が家出をした時から私を調べていたトランだって分かった。

騙されたって思った。
お父さんにもお母さんにも騙されたって思った。

おじさんにも騙されたって思った。
おじさんが私を助けてくれたり、私と旅館で暮らしていた事は全部仕事だからって分かった。
お父さんからお金を貰って私を見ていたんだって分かった。
おじさんの優しさや、私が彼と男の人に誘拐された時に助けてくれたのも、全部仕事だったって分かった。

すごいショックだった。
本当はおじさんには心から感謝していた。
おじさんが私と子供を助けなかったら、私と子供は今家になんていないだろうって思っていた。
彼と男の人に誘拐された時に、おじさんが助けてくれなかったら今は私は風俗で働いていただろうって思った。

でも全部お父さんがお金を出してトランさんっていう探偵に依頼して、私を見張っていたんだって分かった。
おじさんのしていた事は全部仕事で偽善だったって分かってしまった。

グレる事はなかったけど、グレてもいいぐらいショックを受けた。
それでも2週間ぐらいはお父さんにも、お母さんにも言えずにいた。

でもどうしても我慢出来なかったから、お母さんに話してしまった。
「おじさんがトランって人だってネットで調べたら分かってしまった。」って言った。
「お父さんがおじさんにお金を払って私をずっと見張っていたんだよね。」って言った。
そしたらお母さんは「夜にお父さんと一緒に説明するね。」って言った。
落ち着いた感じだった。
私が聞くのは分かっていたって感じだった。

夜お父さんが帰ってきてあの時の事を説明してくれた。
私が家出をしてすぐに必死でずっと探していたし、警察にも失踪届けを出したけど、私が自分の意思で家出をしたのもあって警察は探してくれそうになかった。

お父さんとお母さんは私の友達とかに聞きに行ったり、彼の事はある程度お父さんに話していたから、私の話していた事を頼りに彼を探していたけど、全然見つからなかった。
だからトランさんにお願いしたって言った。

おじさんは一生懸命探していたみたいだけど、彼が偽名で、最初に私に話していた元の自宅の住所が嘘だったからかなり苦労したらしい。
それでも私を見つけたって言っていた。
それは素直に凄いって思った。

おじさんは毎日私を見守っていたってお父さんは言ったけど、私は張られていたんだろって思った。
お父さんとお母さんは私を取り返しに行きたかったけど、無理矢理連れて帰ってまた家出をされて別の場所に逃げたら探せないかもって思ったから、私が自分で連絡したり、帰りたいって思うまでしばらく待つ事にしたって言った。

そしたら私が風俗に連れて行かれたって言う話をおじさんに聞いたって言った。
もしあの時風俗のお店に入ったら、おじさんが乗り込む予定だったって言った。
私はあの時も張られていたって知ってビックリした。

彼の家を出たのもおじさんは全部見ていたって言った。
公園で一晩過ごした時もおじさんが見守っていて、何かあったら助ける予定だったって言った。
イオンに行っていたのも知っていた。

私をすぐに保護しなかったのは、私の意志で家に帰りたいって電話をするのを待っていたって言った。
でも雨の中で私が頭を打って子供を抱っこしてしばらくうずくまっていたから、おじさんは声をかけたんだよって言った。
お父さんもお母さんも待つのは限界だったし、おじさんもこれ以上は私と子供が限界だって判断したみたい。
それで旅館に行ったんだけど、本当は数泊ぐらいでおじさんが説得して私から家に電話をさせる計画だったけど、彼が家を張っていたり、私を探していたり、おじさんが調べたら風俗の男の人達と相談しているのも確認したし、その男の人達も私を探していたのを知ったから、しばらく旅館で匿おうって話になったみたい。

お父さんとお母さんは彼がずっとしつこく私に付きまとうなら引越しをしようと、引越し先も探していたって言った。
そしたら私が彼と会って誘拐されたから、おじさんはその時は別の場所にいたけど急いで助けに来たんだよって言った。
私は「なんで私のいる場所が分かったの?」って聞いた。
おじさんは偶然通りかかったって言っていた。
そしたらお父さんは言いにくそうに「トランさんがおまえに渡した携帯電話にGPS?が付いていて場所が分かるようなっていた」って言った。
おじさんはそれで私を監視していたんだと思ったら、唖然とした。
最低!って思った。

おじさんは私を駅に送った後、彼と男の人二人と話し合いをしたみたいだった。
私を旅館まで送らなかった理由が分かった。

男の人二人は下っ端みたいな人でまだ上に偉い人がいたみたいだから、おじさんはその人とも交渉したって言った。
たぶんそれがスーツで出て行った時なんだと思った。
彼とも交渉したって言った。
結局上の偉い人には彼と男の人二人が私を誘拐した証拠をおじさんが見せて、偉い人も同罪になりたいか、それとも彼と男の人二人が勝手に行動した事にしたいかって交渉したみたいだった。

偉い人は彼と男の人二人が勝手にやった事で、一切知らない彼と男の人二人はどうしようと文句は言わないって事になったみたいだった。
ただ彼と男の人二人は、偉い人が経営している風俗の名前で1000万円の前借りの紙を私に書かせていたから、お詫びにお金を貰ったって言っていた。

偉い人の名前と風俗の名前で、私に二度と近づかないとか書いてある紙にサインしているのを、お父さんに見せて貰った。

お父さんは弁護士さんを雇っておじさんと三人で話し合って、彼と男の人二人から誓約書を書かせたって言った。
契約書も見せて貰った。
やった事は誘拐だし監禁だし、脅迫だし沢山悪い事をしたから刑務所に行かせる事も出来たけどすぐに出る可能性もあったので、出てきてから復讐されるのも嫌だから契約書で二度と近づかないって約束させて、男の人二人からもお金を貰って、彼からは沢山お金を貰ったって言って、私の知らない通帳を持って来て私に見せた。

ビックリした。
0が沢山あった。
偉い人からのお金と、男の人二人からのお金と彼からのお金の合計だって言った。
子供が20歳になるまでの養育費には届かないらしいけど、縁を切りたかったからこれぐらいにしたって言った。
私が20歳になった時にこれを見せる予定だったのと、彼に認知をどうしてもさせたいのならそれが出来る事も説明するつもりだったって言った。

でも認知をさせると彼と関係が出来るから、私が今後引越しても居場所がバレるかもしれないって言った。
私は認知は断った。
お父さんもお母さんもその方が良いって言った。

彼と男の人二人がもし私に何かしてきたらお金は貰っても、やった事は刑事事件?だから警察にいえば彼と男の人二人は捕まるから彼と男の人二人は捕まりたくないから、何もしてこないって言った。
お父さんは「カードを持っていた方が相手は何もしてこない。」って言っていたけど、それはおじさんのブログを読んで理解した。
それに彼は私以外にも悪い事をしていたみたいだった。

証拠は沢山あるって言った。
彼と男の人二人は偉い人が遠くで働かせているから近くにはいないって言った。

私の知らない所でいろんな事があったんだと思うとビックリした。
推理小説みたいに事実が判明していった。

おじさんが疲れた顔をしていたのも彼や男の人二人を調べていたり交渉していたんだって思うと納得出来た。
でもどうしてもお父さんからお金を貰って私と会っていたのは納得出来なかった。
旅館の生活が偽りだったって思うと騙されたってどうしても思ってしまった。

お父さんは「確かにトランさんにはお金を払ったけど、お金の事を言えば結果的にはトランさんのおかげでトランさんに払ったお金の10倍近い大金を受け取る事が出来た。」「そのお金は全部おまえと子供の為に使うつもりだし、おまえに渡すつもりだ」って言った。
「それにお父さんがトランさんを雇わなかったら、おまえは今何処で何をしていたと思う?」って言われた。
私は何も言えなかった。
子供と二人で死んでいたか、風俗に売られていたと思ったから。
「お父さんもお母さんもトランさんには感謝しているんだ。」って言った。
お母さんも「トランさんには頭が上がらない。」って言った。

でもなんとなく、まだおじさんに騙されたって気持ちが無くならなかった。
頭ではおじさんが頑張っていた事も分かったし、お父さんがおじさんを雇わなかったら、私と子供は今頃は不幸になっていたって理解できた。

でも初めて会った時や旅館で暮らしていた時の、おじさんの優しい言葉や態度を思い出すと、あれは全部演技だったのかな?って思うとどうしようもなく情けない気持ちになった。
心から信じていたのにって寂しくなった。

お父さんとお母さんにおじさんの説明をして貰ってから2週間ぐらいモヤモヤしていた。
なんかどうしてもすっきりしなかった。

私はおじさんにもう1度会いたいって思った。
おじさんから直接話を聞きたいって思った。
そうしたら納得出来るかもって思った。

だからトラン探偵事務所のお問い合わせにメールした。

お父さん、お母さんからすべて聞きました。
1度会って話したいです。

ってメールした。

次の日におじさんからメールが来た。

久しぶりです。
元気でした?

会うのは大丈夫ですが、ご両親の許可が必要です。
僕から父親に連絡してもいいですか?

って内容だった。

改めておじさんはトランだって認識した。
敬語が入っているのは気に入らなかった。
でもメールでも1年ぶりにおじさんと会話出来たのは、なんか嬉しい気持ちもあった。

お父さんの許可が必要なのは納得出来なかったけど、私はまだ未成年だしなんか理由があるんだと思った。
お父さんが許可するかは分からなかったけど、私は「いいですよ。」って返信した。

お父さんが夜帰ってきたら、「トランさんから来週の木曜日なら時間が取れるって言っていたぞ。」って言った。
私はお父さんに「おじさんに会ってもいいの?」って聞いた。
お父さんは「トランさんなら心配ないし、事情を話したら、トランさんも直接話した方がいいでしょうって言っていたからな。」って言った。

「来週の木曜日の夕方からなら大丈夫だそうだ。」って言った。
悔しいけど私はすごく喜んでしまった。
もちろん顔には出さなかったけど。

そして喜んでいる自分にビックリした。
私はおじさんに「私を騙したな!」って怒りに行くんだって、心の中で何度も言い聞かせた。

木曜日の夕方になった。
5時に家の近くの喫茶店で待ち合わせになった。

私は当時はたいした服も着てなかったし、化粧もしていなかったから私は変わったっておじさんに見せたくて、おしゃれをした。
お母さんはニタニタ笑っていたけど無視した。

喫茶店に行ったら、おじさんは一番奥の席に座っていた。
なんかドキドキした。
おじさんは私が入口に入ったらすぐに気づいたようで、手を挙げた。
私はおじさんの席に向かった。

おじさんは私に向かって「おう〜」って言った。
「おう〜」って言葉がすごく懐かしかった。
おじさんは「大人になったね。」って言ってくれた。
おしゃれ攻撃が効いたみたいだった。

私も「おう〜」って言おうとした。
でも声が出なかった。
なぜか涙が出てしまった。

1年ぶりに会ったおじさんはカッコよく見えた。
会った瞬間怒る気力は無くなってしまった。

つづく

人気ブログランキング


人気ブログランキングへ




bg_head


『トラン探偵事務所』