1、「DV被害の訴え」は、こちらから


東京新聞に、A子さんのDV防止法の保護命令申し立てを退けられた記事が掲載されました。


東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2012091602000122.html


「DV防止法の保護命令に腰重く「裁判官は被害軽視」 罰則強化求める声」

 
DV防止法に基づいて裁判所が出す「保護命令」が裁判官の認識不 足により、必ずしも活用されていない。

法制定から十一年がたち、加害者が被害者に近づくのを禁じるなど一定の効果を上げているが、保護命令制度を有名無実 にしないためにどうしたらいいのか。

仙台高裁に保護命令申し立てを退けられた福島県内の被害女性の事例から考えた。 

「地裁で認められた保護命令が、まさか高裁でいきなり取り消されるとは思わなかった。なぜこんな決定が出るのか」
 
憤りが収まらないのは、妹が夫からのDV被害に苦しんだという福島県出身の男性(26)だ。

妹の女性(23)は、高校の同級生だった夫(22)と二〇〇九年に結婚。直後から連日のように殴る蹴る、首を絞めるなどの暴力や、性的暴行を夫から受けるようになったという。

女性には夫との間に難病を抱えた長男(3つ)と、生まれたばかりの次男(1つ)がいたため我慢を重ねていたが、昨年末、たまりかねて地元警察署に相談。

今年一月、福島地裁会津若松支部に保 護命令を申し立てた。同支部は二月、保護命令を決定。夫に、女性や子どもへの接近を禁じた。

夫は仙台高裁に即時抗告した。

地裁は高裁に意見書を提出し、その中で、夫が性交渉を拒む女性を何度も蹴ってベッドから落とすなどしたと指摘。

夫は粘着テープや手錠で拘束して日常的に性的暴行をしており、「性交渉の範囲を逸脱した、身体に対する暴力」とした。

ところが、仙台高裁の佐藤陽一裁判長は三月、決定を取り消した。

夫に蹴り落とされた女性がすぐに逃げなかったのは「緊迫感に欠ける」と認定したのだ。

さらに、度重なる性的暴行は事実でも、「緊迫感に欠けた実態があった」と述べた。

兄は「痛みで動けず、乳幼児の息子二人を置き去りにしてその場を逃げ出せなかったことが、なぜ緊迫感に欠けることになるのか」と話す。

兄によると、女性が次男を妊娠したのは、別居中に面会に来た夫に連れ去られ、手錠をかけられて性的暴行を受けたためだった。

妊娠中も暴力は続き、一時は「母子ともに危険な状態」と診断された。

地裁では、夫と女性を法廷に呼んで事情を聴き、女性の言い分に正当性があると認めた。

しか し高裁は、女性から一度も事情を聴かず、地裁と同じ証拠で逆の結論を出した。

女性は最高裁に特別抗告したが、民事事件の特別抗告は「違憲」でなければ認め られないという形式的な理由で、六月に棄却された。

ただし、最高裁の決定文は異例だった。もし高裁が女性の言い分を直接聞いていれば、「異なる結論となった可能性が十分考えられる」とわざわざ述べたのだ。

「裁判官がきちんと審理してくれなければ、DV防止法の意味がなくなる」と兄は語る。

女性は福島県警会津若松署に告訴した。先日、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を証明する診断書を添付した、強姦(ごうかん)などの被害十一件の告訴状が受理された。

「この事例は氷山の一角。実は、女性への偏見・差別が最も強いのが裁判所。司法の独立を建前に、どれほど偏った判決でも外部から批判されない」と話すのは、「DV被害者を支援する全国女性シェルターネット」の近藤恵子・共同代表だ。

保護命令申し立てについて、最近は「このくらいの暴力では裁判官は保護命令を出さない」と、裁判所の窓口で取り下げさせられる「水際作戦」のような事例も各地で報告されているという。

日本弁護士連合会の両性の平等に関する委員会が二〇一〇年にまとめた保護命令制度運用の実態調査報告書でも、司法判断への疑問が寄せられた。

全国のDV相談支援センターへのアンケートでは「加害者は被害者への傷害容疑で逮捕され、暴力の事実を認めているのに、保護命令申し立てが却下となった」「加害者に『殺す』と言われて『怖い』と思うのは単なる被害者の主観だ、と受理を拒否された」など、裁判官が暴力を過小評価したり、今後の危険性を安易に否定したりする事例が多数集まった。

警察庁によると、DVの認知件数は、DV防止法が施行された〇一年の三千六百八件から年々増加し、一一年は三万四千三百二十九件と約十倍に。一方、保護命 令はこうした増加を反映せず、〇四年からは年間二千〜三千件台で推移。

むしろ一一年は前年より三百五十五件減って二千七百四十一件となった。

「DV防止法改正で、加害者を住居から退去させる期間が二週間から二カ月になった。逆に加害者の権利を守ろうと、被害者が最も求める退去命令が認められにくくなり、受理件数の減少につながっている」(浅松千寿弁護士)との指摘もある。

被害を軽視する司法判断はなぜ相次ぐのか。

戒能(かいのう)民江・お茶の水女子大名誉教授(家族法・法女性学)は「DVは社会問題なのに、男女間の個人的問題に矮小(わいしょう)化される傾向がある。そのためDV問題に知識の乏しい裁判官が、自分自身の経験に基づいて偏った判断をしがちだ」と指摘する。

たとえば東京地裁八王子支部が離婚訴訟で出した判決(一九八五年)では、妻が「夫婦間の強姦」を訴えたが、裁判官は夫に一方的な「性交渉の要求権」を認め、妻には拒否権がないとした。

さらに「加害者の責任を放置しているために、社会のDVへの理解が進まない」と戒能氏は言う。

DV防止法での責任追及は保護命令違反だけだが、罰則は「一年以下の懲役か百万円以下の罰金」で、ほぼ執行猶予がつく。

そのため「DV行為の悪質性に対応 するには、『DV禁止(処罰)法』にするべきだ」との声もある。

各地の弁護士会では、裁判所と定期協議の場を設け、保護命令の事例について勉強会を開いて裁判官の理解を深める努力をしているところもあるが、ごくわずかだ。

戒能氏は「裁判所から被害を否定されると、傷ついた被害者の立ち直りはさらに難しくなる。

保護命令が活用されなければ、せっかくのDV防止法は形骸化し、被害者の命にもかかわる。

裁判所は専門家や支援団体などの意見を聞き、もっと学んでほしい」と話した。

<保護命令> 配偶者(事実婚、離婚後に引き続き暴力を受ける恐れが続き暴力を受ける恐れがある場合も含む)からの暴力を受けた被害者が裁判所に申し立てる。

「生命、身体に重大な危害が及ぶ恐れが大きい」と認められれば発 令される。

被害者や子への接近禁止命令(6カ月間)、住居からの退去命令(2カ月間)などがある。

違反は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科さ れる。

【東京新聞】


まず・・・

裁判ですが、「地裁」、「高裁」、「最高裁」とあります。

最初に「地裁」・・・

次に「高裁」・・・

最後に「最高裁」との流れですが・・・


普通の考えだと、最高裁まで戦えると思うかもしれません。


でも実際は・・・

「高裁」でほぼ決定します。


「最高裁」に民事事件の特別抗告が出きるのは、重大な手続き違反や、憲法違反や、法令の解釈に関する重大な誤りがないと出来ません。


最高裁が・・・

「この判決、間違いだよな。」

と判断しても・・・

覆す事は「最高裁」は出来ません。(重大な手続違反、憲法違反、憲法解釈の誤り以外は。)

なので、重大な手続違反、憲法違反、憲法解釈の誤りが無かったので、「高裁」の決定が最終判決となってしまいました。


ただ・・・

最高裁は異例の理由を記載しました。

「相手方からの更なる身体に対する暴力により、抗告人(A子さん)がその生命又は身体に重大な危害を受けるおそれが大きいということはできないとした原審の判断は、抗告人本人を直接審尋しないままされたものであるところ、更に審理を尽くしていれば、原決定とは異なる結論となった可能性が十分考えられるところである。」

です。

これってすごい異例な事です。

「最高裁」がここまで、書く事はまずありません。

「高裁」の判断はおかしいとの内容です。

法律に詳しい人は、この内容がどれほど異例なのかご理解頂けると思います。


法律家や弁護士さん達などに、この内容をお伝えすると・・・


「最高裁がそんな事を書く事はありえない。」

「私を騙しているでしょう??」

「高裁を完全否定している内容を、最高裁は書く事はないはずだけど・・・」


などと・・・

最初は信じて頂けませんでした。

でも、実際に記載されています。

地裁はDVを認め、最高裁は高裁の判断はおかしいと言っています。


なぜ、仙台高裁の「佐藤陽一裁判長」はこのような決定をしたのでしょうか??


不思議です。

すごく不思議です。

なぜ、無理矢理に夫よりの決定をしたのか意味が分かりません。


もう少し、地裁、高裁、最高裁の内容を詳しく記載して、A子さんの証言、夫の反論、それに対してA子さんから、夫の反論の矛盾点、虚偽の事実の証明、裁判所での夫の発言などを記載出来れば、さらにおかしいと判断して頂けるのですが・・・

公開はもう少し時期を見てからにします。


現在、ゆっくりですが確実に進展しています。

A子さんの件に対しては、これからも掲載をしていきます。


※メディア関係の方で、この内容が気になりましたら、ご家族をご紹介します。(ご家族の許可を得てからになります。)


現在、複数のメディアが注目をしています。


『メールはこちらから』




※この件に対する誹謗中傷は、申し訳ないですが遠慮なく削除します。

 また、コメントを一時預かりにし、確認後公開する事もあります。


人気ブログランキング


人気ブログランキングへ




bg_head


『トラン探偵事務所』