前回簡単に記載しましたが、A子さんの告訴状を警察が受理しました。

毎日jp

DV被害:女性の告訴状ようやく受理 福島県警

http://mainichi.jp/select/news/20120904k0000m040054000c.html


福島県内の警察署で夫からDV(配偶者暴力)被害を受けた女性の告訴状が受理されなかった問題で、福島県警は3日までに、この告訴状を受理した。

女性側の代理人の弁護士によると、県警が女性側に受理を伝えたという。 

女性の父親(54)と弁護士が8月31日、この警察署に改めて告訴状を提出していた。
 
告訴状は、09年2月13日午前5時ごろ、夫が自宅寝室で寝ていた女性の両手首に手錠をかけて強姦(ごうかん)したなどとする11件のケースを列記。

女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したことを証明する医師の診断書も添付している。

女性は7月、同署に告訴状を提出しようとした際、署員から「夫婦の問題を事件にするのは難しい」などと 言われて告訴状を受理してもらえなかったとして、8月8日に警察庁に適切な対応を申し入れた。

両親によると、県警からその後、担当者を変更して告訴状を受 理するとの連絡を受けたという。

【毎日新聞】


まず、「担当者を変更して告訴状を受理する」との連絡を受けたという事ですが、担当者を変更する事は普通はありえません。

これは、担当者の発言がおかしかったという事を、警察は非を認めたと判断しています。

とりあえず、言いたい事は沢山ありますが、警察は告訴状を受理しましたので、これからの流れを見守っていきます。


また、告訴状には「強姦」と明確に記載しました。

「夫婦間で強姦(レイプ)は成立するのか」は、夫婦間でも「強姦」や「準強姦」は法文上は成立します。

ただ、この「夫婦間の強姦(レイプ)」に対しては、肯定している法律家は多数いますが、刑法学説では主に「無条件否定説」、「限定的肯定説」、「無条件肯定説」という考え方があります。

刑法学者の人達も色々な考え方をしています。


「無条件否定説」

夫婦間レイプについて強姦罪が成立する余地はない(暴行、脅迫をしても)。


「限定的肯定説」

夫婦間においては,婚姻関係が実質的に破綻していた場合など,一定の場合にのみ強姦罪の成立を肯定する。


「無条件肯定説」

夫婦間の強姦(レイプ)についても通常の男女間と同様に強姦罪が成立する。

です。


「夫婦間では性交を要求する権利がある」ので、その権利が何処まで認められるかが焦点だと思います。


「夫は妻に対し性交を要求する権利があるから,暴行・脅迫を用いて妻を姦淫しても暴行罪・脅迫罪を構成するは格別,本罪を構成しないとする」という考え方。

「継続的な結婚関係がある程度の不任意の性行為を受忍する関係であることも否定できない。少なくとも,それが存しない場合とまったく同じに扱うことはできないであろう。具体的な結婚関係の実質を考慮に入れつつ,強姦罪成立の範囲を限定していくことが、やはり妥当であると思われる。」という考え方。

「夫婦間では性交を要求する権利があるとはいえ,ことの性質上これを強制する権利まであるといえるかははなはだ疑問である上,仮に権利があっても,その行為の手段方法が相当でないときは違法性を帯びるとする近時の判例・通説の考え方からすれば,具体的状況によっては夫婦間でも本罪が成立する場合があると解する方が相当であろう」という考え方。

色々な考え方があります。(※もっと沢山の学者の考え方がありますが、一部を抜粋しています。)


裁判例も記載します。(他にもあると思いますが、現時点で確認できていません。)


●札幌高判昭和30年9月15日事件

「強姦罪の客体は婦女たることを要し,又これを以て足り,その身分関係の如何は,同罪の成立には何等消長なきものと解する」と判示し,強姦罪の適用を肯定した。

※これは内縁関係(広義での夫婦間)での判例です。


●広島高裁松江支判昭和62年6月18日事件

「婚姻中夫婦は相互に性交渉を求める権利及びこれに応じる所論の関係にある」としつつ,『婚姻中』とは実質的にも婚姻が継続していることを指し,法律上は 夫婦であっても,婚姻が破綻して夫婦たるの実質を失い名ばかりの夫婦にすぎない場合には,もとより夫婦間に所論の関係はなく,夫が暴行又は脅迫をもつて妻 を姦淫したときは強姦罪が成立する」とし,本件では婚姻関係が破綻して「いわば名のみの夫婦に過ぎない」ことを理由に,強姦罪の成立を認めた。

※夫の虐待から逃れるため,妻が実家等に身を隠すなどして,ひたすら婚姻生活に復帰することを拒んでいたところ,夫とその友人が,妻の実家付近で待ち伏せ,いやがる妻を無理やり車に乗せ,自宅に連れ帰る途中,手拳で殴打するなどの暴行を加え,その反抗を抑圧して,それぞれ姦淫したという事案です。


●東京高判平成19年9月26日事件

夫婦間について強姦罪の適用を無条件に否定する見解を明示的に退けた上,夫婦間の性交渉を求める権利・義務を認めつつも,「かかる権利が存在するとしても,それを実現する方法が社会通念上一般に認容すべきものと認められる程度を超える場合には,違法性を阻却しないと解される」「暴行・脅迫を伴う場合は,適法な権利行使とは認められず,強姦罪が成立するというべきである」とした。本件では,婚姻関係は実質的に破綻していたこと,別居の調停が成立していたことから,「夫として別居している妻に対して性交を求める権利もなくなった」とし,「権利行使を理由とする違法性阻却の余地はな」いとして,強姦罪の成立を認めた。

※夫婦が別居状態にあり,妻が離婚調停を申し立てたが夫が拒んだため離婚が成立せず,別居や養育費などを定める調停のみ成立していたが,妻が再度離婚調停を申し立て,家事調停手続中であったところ,夫が妻に対し,夫の自宅において,性交に応じなければ妻が勤務先から解雇されるよう仕向ける旨の脅迫をし,床に押し倒すなどの暴行を加え,その反抗を抑圧して姦淫したという事案です。


A子さんも、別居中に夫に呼び出され、強姦をされているので、判例に当てはまると考えています。

ただ、同居をしている期間の強姦、脅迫、暴行が、今回どこまで、正当に認められるかが焦点だと考えています。

確かに、夫婦間の強姦を広い意味で認めてしまうと、「性交を要求する権利」がないがしろにされますし、ストーカー法やDV法のように、虚偽告訴による濫用の危険があるので、「強姦された!!」と、妻側が一方的に主張しても、それを簡単に認めるのはどうかとは思います。

ただ、数々の証拠があり、立証が出来るのであれば、そしてそれが社会通念を逸脱している行為ならば、同居している夫婦だとしても、強姦は認められるべきだと思います。


これが認められなければ、妻が逃げた後に、夫が妻を強姦をしなければ、夫の立場の人は罪にならないと解釈できます。

同居中に数々の酷い行為をされたとしても、やったもの勝ちになってしまいます。

それは夫婦だから罪にはならないと解釈されてしまいます。

同居していれば、暴行しても、脅迫しても、強姦してもOK〜と考える人も出てくると思います。

同居中は、性交渉に関する事なら何をされても、妻側は訴える権利はないと解釈されます。


DV法が認められたとしても・・・

所詮、接見禁止命令です。


その時の暴行、脅迫、強姦の罪を問うのではありません。

刑事罰になる訳でもありません。(違反すると刑事罰対象になる事もあります。)


この件は、夫の逮捕が目標です。

当然、逮捕だけでなく起訴し、裁判で強姦罪以上の判決を求めていきます。


A子さん家族は今も、長い戦いを続けています。


え〜〜

A子さんの「DV被害の訴え」はこれからも掲載していきますが、長期になるので、別の話もこれからは掲載していく予定です。

それと、ずべてを公開しろとか、証拠を出せとか、一方的な話は信じられないとか、メール、コメントを頂きました。

A子さんも、A子さん家族も、僕も、本当は、A子さんの陳述、夫の反論、警察や裁判所の数々の証拠をすべてを公開して、公平に世間に判断して頂きたいと思っています。


いつも・・・

「それが出来たら、夫や警察や、裁判所の酷さを理解してくれるのに・・・」

と話しています。


でも・・・

カードを公開されたらヤバイ事になるとプレッシャーをかけ、こちら有利に進展している事もあります。

逆に、複数のカードのうちの一部を公開する事で、あの事まで公開されたらヤバイと思わせ、有利に進める事も出来ています。

そして、こちらは本気だと思わせる事も出来ます。

上からの立場、対等の立場で、交渉が出来ます。

逆に、事実だろうと、特定した内容をすべて公開したら、名誉毀損で訴えられ、相手に有利なカードを渡してしまう事もあります。

情報を公開する事で、相手側にこちらの証拠を把握され、アリバイや工作をされるかもしれません。

すべてを公開してしまったら、相手は怖い物がなくなり、反撃に出るかもしれません。

カードがなくなったら、上からの立場、対等の立場で交渉が出来なくなります。


なので、本当は話したいのですが、今は話せない内容もあります。

すみません・・・


逆に、「ここまで情報を公開してもいいのか。情報を漏らしてもいいのか。」との助言も頂きましたが・・・

これでも、必死に先の事を推測して掲載しています。


時期を見て、話せる内容は公開していきたいと思います。


これは他の件でも同じですが・・・

単純に、すべての情報を公開する事で、勝てるという内容ではありません。

離婚関係はよく関わっているので、離婚調停や裁判を例に書きますが・・・


調査をして、不貞行為の証拠を押さえたとします。

その証拠を元に・・・

「〇月〇日の〇時から〇時に〇〇のホテルで密会をしていた証拠があるから、慰藉料を請求します。」

と言えば・・・

相手側は必死で言い訳を考えます。


友人に依頼して、虚偽のアリバイを作った人もいます。

その日は生理だったと、後で日記を必死で書き、生理日と記載している日記を提出された事もあります。

認めたとしても、その日に初めて会った人だと言い訳をした人もいます。


ある程度認めたとしても・・・

他の日に不貞行為はしていないの??と聞くと・・・

口を揃えて、「その日以外には会った事はない!!」と言う人が多いです。


で・・・

実は後2回、不貞の証拠があるんだと伝えると・・・

みなさん青ざめます。


そして・・・

不貞行為をしたにも関わらず、謝罪、反省をしないだけでなく、自分の保身を守る為に虚偽の証拠を提出し、さらに、継続性を否定した、自分の事しか考えない、嘘つきやろうの出来上がりです。

さらに有利になります。


日時を記載しなくて、何月〜何月にかけて不貞行為を繰り返し・・・

のような内容証明をおくれば・・・

そして、証拠が複数回あると伝えれば・・・

本人達は、覚えがありすぎるので、証拠を押さえられた日時を特定する事が出来ず、言い訳も出来ず、あっさりと観念する事もあります。

カードを見せない事によって、より有利に事を進ませる事も出来ます。

カードをチラつかせる事で、有利に事を進ませる事も出来ます。

今回の件で、かなりの長文を書きましたが、内容的に、時期尚早だと思い、掲載したくても掲載していない内容もあります。


短期的に解決するのであれば、押しまくる事もありますが・・・


逮捕、起訴、判決までに行くまで、1年以上かかるかもしれません。

上告されれば、さらに年月がかかります。


状況次第では、警察の虚偽を公開していかないと、いけないかもしれません。

裁判所の不当判決も、これから、色々な方面からも取り上げてもらいながら、僕も掲載していかないといけません。

すみませんが、色々な事が絡み合っているので、苛立つ人もいるかもしれませんが、出来ればご理解頂けたらと思います。



毎日jp


「DV:被害訴えの女性の情報を夫側に漏らす 福島の警察署」

http://mainichi.jp/select/news/20120807k0000m040099000c.html

「DV不適切対応:女性側、警察庁に申し入れ」

http://mainichi.jp/select/news/20120809k0000m040042000c.html


※この件に対する誹謗中傷は、申し訳ないですが遠慮なく削除します。

 また、コメントを一時預かりにし、確認後公開する事もあります。


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